「コストコントロール」の発想ABC

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「安物」と「安上がり」とは、違います。なにも余計な費用をかけなくても快適な住宅は出来るのです。

「コストコントロール」を分かりやすく考えてみましょう。
人は生活するうえで「衣・食・住」は欠かせません。
「衣」を例にとってみましょう。

サラリーマンの方は平日仕事にに行く時は、スーツで行きますね。
帰宅後や休日はどうでしょう。スーツで過ごすでしょうか。
ほとんどの方がTシャツやジーンズで過ごされるのではないでしょうか。
Tシャツやジーンズはすぐに破れてしまうのでしょうか。そんなことはありませんね。
「食」はどうでしょう。毎日夕食はフレンチやイタリアンでしょうか。
そういう方もいらっしゃるとは思いますが、大半のかたはご飯と味噌汁ではないでしょうか。
それもお刺身や焼き魚などのオカズなど。健康にはどちらがいいのでしょうか。

「住」はどうでしょうか。雑誌などではニューヨークのインテリアやイタリアのインテリアなど
とてもお洒落な○○スタイルがたくさんでていますが、私たちの日常にマッチするものでしょか。
「コストコントロール」とは、けっして安物ではなく「生成りの住宅」と言えば判りやすいかもしれません。
その結果、「ローコスト住宅」が完成します。
「生成りの住宅」を快適に美しくするためには、さまざまな工夫が必要です。
そのヒントをいくつか上げてみましょう。

A.シンプルな構造

シンプルな構造とは、判りやすくいえば四角い構造の建物です。凹凸の多い構造は
当然構造計画が複雑になり、それにかかわる工事費に占める構造の割合も大きくなってきます。
また複雑な形状となりやすいため外壁や屋根材などのコストアップにつながってきます。

B.シンプルな流通

シンプルな流通とは、誰もが比較的に手に入れやすい素材を選択することです。
オーダーで住宅機材メーカーに作らせることは避けなくてはいけません。

そのような場合は、安価で手に入る材料を選択し、現場で職人の手で作ってもらうことです。
「ローコスト住宅」と「ハイコスト住宅」の大きな違いは、選択する素材の流通にあるといっても
過言ではありません。

また、できるだけ仕上げに使う素材を絞り込み、単純化することです。
いろいろな素材を多様化することを避けなくてはなりません。

C.シンプルなライフスタイル

シンプルなライフスタイルとは、モノを持たないことからはじめなくてはいけません。
今までの生活に使っていたものはすべて処分してください。とは言っても、思い出の家具や
記念の品がたくさんあります。

そうそう簡単には処分できるものではありません。そのような時は充分な収納スペースを
確保することが必要です。
6畳分のスペースでもモノを置くことで4畳分のスペースしか出来ないのでは、何のための
住まいなのか判らなくなってしまいます。

D.設計と工事監理

「ローコスト住宅」の成功の裏には、充分な設計計画と工事監理がなくてはなりません。
設計の初期の段階から、充分な構造計画と平面計画を練らなくてはいけないからです。

また、生活に必要でない設備や装飾的な要素はできるだけ省き、シンプルな空間づくりをめざしましょう。
工事監理は設計されたものが、実際に現場で施工されているか建設会社などの仕事をチェックするものです。

「ローコスト住宅」は一歩間違えば「安物住宅」になってしまいます。
設計と工事監理のうえに出来ている住宅それが「ローコスト住宅」です。

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