「持続可能な(サステイナブル)都市型住宅」
地震に強い家づくりを一緒にはじめませんか
都市型免震住宅
免震・制震構造とは?
機能やデザインの美しさを持ち合わせながら地震に強い住宅は今まで「耐震構造」が主流だったのですが、
最近になって「制震(せいしん)構造」と「免震(めんしん)構造」への関心が高まっています。
1.耐震構造は、建物の構造を強化して、地震の揺れに「耐えよう」とする構造。
2.制震構造は、建物に「ダンパー」などを組み込んで地震のエネルギーを吸収し、建物の揺れを「制しよう」とする構造。
3.免震構造は、基礎と建物の間に「免震層」を設け、地震による地面の揺れが建物に直接伝わることを「免れよう」とする構造。
ボクサーで例えると、
身体を鍛え打たれ強く、耐えようとするタイプが耐震構造
何度も強烈なパンチを喰らうとダメージが残ります。
上半身のウェイビングで相手のパンチをかわし、制しようとする制震構造
避けていても何度かは軽いパンチを貰うかもしれません。
そして、足を使ったフェイントで相手のパンチから免れようとするのが免震構造。
相手のパンチから避けるのですからもっともダメージは少ないです。
日本では、1995年の阪神大震災までは、「耐震構造」が主流でした。
現在も住宅の99%は耐震構造です。
しかし、阪神大震災では、「免震構造」の長所が大きくクローズアップされました。
阪神大震災では、水平方向の加速度で818ガルが記録されています。
耐震構造の住宅は、その818ガルで激しく揺さぶられ、構造的な破壊などのダメージを受けたり
家具などが転倒したり大きく移動したりして、それによる人的被害も大きかったという報告があります。
免震構造の住宅では、免震層で地震動を吸収したので、建物に伝わる揺れは100─200ガル程度にまで
軽減したことにより、内部にいる人が激しい揺れを感じることはなく、家具が転倒することもありませんでした。
今までは、公共施設・総合病院・大規模マンション・歴史的建造物などに用いられていましたが
2004年から専用住宅など小規模建築への免震構造に採用するケースも増えてきました。
『耐震住宅・制震住宅・免震住宅の特徴』
耐震住宅 制震住宅 免震住宅 大地震時の建築物への想定被害 建物が地盤面から揺れるため
甚大な被害を受けやすい耐震構造と免進構造の中間 免震層が地盤面の揺れを軽減し、建物の揺れが穏やかなので被害が少ない。 大地震時の家具の想定被害 家具の転倒や移動などで
甚大な被害を受けやすい耐震構造と免進構造の中間 家具が転倒したり移動することが少ない 大地震後の建物の状況 被害状況をチェックし補修あるいは構造的な補強を要することがある。
建物の機能を確保できない場合もある。制震ダンパーは変形するが、建物の機能は確保できる。
免震層は理論上繰り返し機能する。
大地震直後でも充分建物は機能する。敷地の条件 なし なし 四方に一定の空きを確保する必要がある 地質の条件 なし なし 軟弱地盤・液状化地盤には不向き メンテナンス なし 地震後にダンパーの点検 定期的なメンテナンス・点検 構造 木造・鉄骨・RC造 住宅用制震ダンパーの場合、木造 木造・鉄骨造
自重の大きいRC造は不向きコスト 一般の建築コスト 建築コスト+100万前後 建築コスト+300万〜400万前後(規模により異なる) メリット コストがかからない 僅かな費用で揺れを軽減できる。
リノベーションでも設置可能。大切な財産を守ることができる。
不快な振動の軽減。
設計の自由度が増す。デメリット 地震時の精神的な不安 大地震後にダンパーの交換等を有する場合、改修費用がかかる。 導入時にコストがかかる。
狭小住宅には不向き。
ビルトインガレージには不向き。
『持続可能な(サステイナブル)都市型住宅にむけて』
なぜ手間とお金をかけてまで制震・免震にするか・・・
最終的には建築の長寿命化に行き着くのではないでしょうか。
免震や制震が地震の危険性を劇的に削減することは、そこに生活する人にとっては安全性を手にすることができます。
免震建築は適正な計画維持管理が行われることによって、地震に対してはほとんど壊れない。
コストがネックになっていれば、制震建築を採用するのもいいでしょう。
家具のレイアウトなど考慮した住まいなら、耐震建築もいいでしょう。
これからの住宅はさまざまな選択肢があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
ローンを組んで住宅を建築し、ローンが終わると壊して、次世代はまた新しいローンで新しい家を作る。
免震や制震をもちいるなら住宅は現在のような高価な消費財から脱却できるかもしれません。
地震に対するリスクは軽減され、ライフスタイルが変化していくなかでスケルトンインフィル住宅の仕組とともに100年を生き長らえることも可能でしょう。
プラネット環境計画は、より快適な家づくりを目指し「制震住宅の計画」「免震住宅の計画」に取り組んでいます。
参考資料:JIA「免震住宅の計画」