VOL42 「まことちゃん」的景観論
2007/08/11



先日、漫画「まことちゃん」の作者の自宅建築工事の差し止めを東京地裁に求めた仮処分で
物議をよびました。

作者が建築中の自宅の外観の色が赤と白のストライプで屋根の上に漫画の
キャラクター像を設置するということが発端だそうです。

テレビで作者が「自分の美意識でつくろうと思ったものが、物議を呼んで驚いてます」
と言ったコメントを見ました。

「まことちゃん」の作者側の代理人は、「建物の色彩やデザインは、近隣住民の
いかなる権利も侵害しない」と主張し、申し立ての却下を求めています。
(読売新聞 - 08月04日)



さまざまなBlogやmixiの日記を読むとほぼ9割以上のひとたちが
「自分の敷地に自分の金で好きなものを建てて何が悪い!」
「法を犯していないのに近隣は騒ぎすぎる!」
「近隣の権利を侵していないのに何を言ってる!」
とこんな意見を多く見受けます。



「まことちゃん」の漫画の世界ならいざ知らず、現実となると問題ありそうです。

もともと日本の街並みは周囲と調和をとることで、その美しさを保ってきましたが、
今やそういった価値観は風化しはじめています。
古都京都でさえ、マンション乱立で歴史的景観が失われているのが現状ですから。

なぜヨーロッパの街並みは美しいのか・・
景観は環境との調和を取りながら「共有財産」ということをみんなが知ってるからです。
まさにハーモニーです。




自分の敷地に自分の金で好きなものを建てて何が悪い!
他人の権利を侵さなければ何をしてもいい !

最近はさまざまな習慣や価値観が少しずつ変わってきました。
電車に乗ってお年寄りが立っていても、寝たふりをする人、化粧をする人、メールをする人。
エスカレーターの右側に立っている人を怒鳴り散らし、駆け降りていく人。
ベビーカーに赤ちゃんを乗せたまま、混雑した電車に乗ってくる人。
などなど。

どれも法律を犯していません。
他人の権利も侵していません。
でも、他者への気遣いが無いと、都市はどんどんと殺伐とした風景になっていきます。

それよりもこころと窓辺に一輪のバラを!



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