VOL37うなぎの寝床に家が建つ
2006/08/14
「4×20」が、約1年の時間をかけて完成しました。
クライアントのTJさんは、プラネット環境計画に設計を
依頼する1年前からこの敷地に家を建てるためにさまざまな工務店や建築家に建築依頼をしてきたそうです。
隣家の店舗とは、棟続きの建物。
昔の商店は1階店舗2階住まいといった店舗
併用住宅が彼方此方にありました。敷地面積・用途地域などだけで判断すれば、どこでも建築を受けても良さそうな敷地ですが現地を見てプランを入れTJさんにプレゼンテーションする段階になるとさまざまな問題が生じ現実の建築には及ばなかったそうです。
その大きな要因が「敷地形状」です。シンプルなファサード。
混沌とした商店街に凛とした表情を
醸し出しています。棟割長屋のこの敷地は、もともと隣家と1棟の住宅として建っていました。
1棟の木造の建物の半分を解体し、建築しなくては建築をすることができません。
敷地の間口は、約4.5mそして奥行きは約20m。
まさにうなぎの寝床。しかも商店街のど真ん中に位置しています。
商店街から流れるさまざま音楽(雑音?)も考慮に入れなくてはなりません。屋上。
ガーデニング・ゴルフのパター練習場・夕涼み
etc
天気がいいと富士山が見えます。
夜は新宿摩天楼の明かりも間近に。敷地に対して与えられた要望は
・1階を貸店舗とする
・賃貸住居を設ける
・クライアントご家族の住まい
・賃貸事業収支のバランスシートむずかしい要望のようですが、基本的に快適な住まいの考えは常に同じです。
3階の一部を切り取ったルーフバルコニー。
木製ルーバーをつけることで視覚を遮る役割が
あります。
洗濯モノを干すには、充分なスペースです。・充分な採光
・心地よい通風
・シンプルで上品なプラン
・健康を考慮に入れた素材さまざまな知恵を出すことで、狭い間口でも快適な住まいはできます。
狭いから・・・・できない。
密集地だから・・・・できない。
敷地が変形だから・・・・できない。
できない理由を探すのではなく
できる可能性を常に追求する。
そしてそれらは、
創造と技術に裏付けられたものでなくてはなりません。明るい浴室。
ルーフバルコニーに面している開口。
ガラス部分を上下することで、通風を得ることができ、
いつもカラッとし清潔室なの浴室。
ドアを開けておいても、木製ルーバーが視界を
遮るため、開放的です。