VOL36 ワクワクする階段
2006/05/30


異なる階をつなぐ通路を階段といいます。
映画や舞台でも階段は、舞台装置として重要な役割を持っています。

建築においてもおなじです。

階段は吹き抜け空間に通路としての機能を持たせ、異なる階への
期待感を醸し出すことができたらそれは魅力的な階段です。

上階に上がりたくなる階段。
下階に下りたくなる階段。

魅力的な階段をもつ住宅は、それだけでワクワクするはずです。




シースルー階段。

蹴込みがないため向こうに階下に降りる階段が見えます。
上からの明かりが階段を透過し、階下の地下に降りているのがわかります。
密集地に立つ住宅の場合、外壁の窓からの明かりは期待できません。
上部からの明かりをいかに取り入れ、機能的な明るさを確保するかというのも
デザイン上のアイディアです。



幻想階段。

地下から1階に上がる階段です。
上部のシースルー階段から明かりを取り込み、地下へ通じる壁にひかりが
反射して淡い青のように見えます。



ギャラリー階段。


通路としての機能だけではもったいない。
4段目まで蹴込み部分にちいさな穴が開いています。
指を入れて、ちょっと上に持ち上げるとこの段板が外れます。
この中は下足収納として機能します。

横には、クロゼットとしての収納がついています。
機能を持たせる階段は、日本の古民家にある箱階段をイメージしました。

壁にはクライアント自ら作成したアートが飾られギャラリーとしての
機能をもちます。


通風を得る階段

階段同士が交錯する部分は、壁があったり手摺壁がありますが
そういう無駄なものを取り去った階段です。部屋の扉を引き戸とすることで
常時開放しておくと心地よい風が階段を通して階下まで抜けていきます。



天国への階段?

この階段の先は、屋上へと繋がります。
屋上からは、昼間は富士山・夜は新宿摩天楼の夜景などが見えます。
東京23区内でも絶景を見ることができます。



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