VOL35 色は現場で決める
2006/03/08


家のイメージを大きく左右するカラーコーディネート。
街を歩いてみると、グレー・アイボリー・ブラウンなど無難な色使いが多いことに気付きます。
外壁のサイディングなどの多くが塗装済み製品で3色から4色の中から選択し、
自分らしいオリジナルの住まいを作るには、あまりにも少ない選択肢です。
吹き付けも同様です。
自分の家づくりの過程をHPで公開されている方がたくさんいますが、工事の様子などから
魅力的な空間が楽しみな住まいもたくさんあります。
ただし、完成した住宅を見るとその魅力も半減し、もったいないなあ・・・と思うこともしばしば
あります。
事実、色の組み合わせは無数にあります。
建築の場合、建物のイメージを大きく左右する外壁。
インテリアのイメージを大きく左右する床・壁。天井など。


プラネット環境計画ではどのように色を決めるかというと、
事前に好きな色、嫌いな色を伺って計画段階では大まかな色のイメージを
もつような提案をします。
実施設計では、その色のイメージを忠実に表現できる素材やメーカーを検討します。

現場に入ってからさまざまな塗装見本をつくり、その場所でクライアントの方と
一緒に検討し決定します。

塗装見本をつくるのに必要なのが、「色見本帳」
建築で多く使われるのが「社団法人日本塗料工業会」の色見本。
ただし、カラーサンプル数が少なく(と言っても350色ほどあります)
暖色系がイマイチパッとしません。

現在、使っている色見本は、
「DIC」と言われる大日本インキ化学工業(株)のカラーサンプル。



DICのカラーサンプルは、ファッション、インテリア、プロダクトなどの幅広い分野で
使われています。
カラーサンプル数は、約2000。
日本の伝統色、中国の伝統色、フランスの伝統色などもあり豊富な色使いが可能です。



2000種類のカラーサンプルから、何色か選択し塗装メーカーに色見本を作製して
もらいます。

上の見本は、ダークブルー。
下の見本は、土色アースカラー。

この見本をもって、現場へ。
太陽の明かりの下で、決めます。

数色の色の中から決めるのは、楽かもしれませんが
オリジナリティからは、大きく外れてきます。

小さいことの積み重ねが、魅力的な住まいに繋がっていきます。




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