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VOL33 和室はいらない
2005/09/30 |
「和室はいらない」
わたしが設計するほとんどの方がそういいます。
かつては、和室は一部屋ほしいという方がほとんどでしたが
今はその逆です。
実際リビングと繋がっている和室の場合、ほとんど使わない。
来客が来たら・・・そう思ってつくった和室。
実際、住み始めてみるとそうそう来客なんてあるもんじゃない。
かつてはお正月に親戚やご近所の方、会社の部下などが
訪問してお屠蘇を飲んだりする儀式的な場として、
年に1回使われていましたがそういう風習も少なくなってきています。
建替えの方の家へお邪魔して、リビングと続いている和室を見せて頂くと
和室と言うより・・・納戸状態。
あるいは、無目的室(実際に使っていないらしい)
建築計画の相談などで〜LDKが希望という方で
1室は和室が欲しいという方がいます。
「和室で何をされますか?」と聞くと
1.洗濯物をたたむ場所
2.ストレッチをする場所
3.ゴロンと横になれる場所
4.将来年老いた親と同居するかもしれないから
5.着物の着付けをする場所
6.お稽古事をする場所(茶道や華道など)
1〜3は、身体に負担のかからない床素材を使ったスペースが
欲しいということを「和室」という言葉で表現しています。
4は、お年寄りのライフスタイルは「和室」というイメージから。
現実は逆です。
高齢になるほど筋力や関節が弱くなり、一度床に座ったら
立ち上がるのにひと苦労です。
その証拠に「どっ・こい・しょ」と言ってます。
高齢になったら、膝に負担のかからないソファやベットでの生活が
快適です。
5〜6、これは畳のあるスペースのほうが適しています。
6は、儀式的な場でもありますから設計上も工夫する必要が
あります。
わたしはどうかというと・・・
「ごろ〜〜ん」と横になれるスペースが必須です。
和室という言葉の背景にどんな生活イメージを持っているか
それを考えるのも設計者の役割です。
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