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VOL30 敷地を読む
2005/05/16 |
建築計画の依頼を受け初めてお会いするとき、その計画敷地で会うようにしています。
事前に測量図などの資料を送っていただくこともありますが、敷地を見ずに計画することは
ありません。
早めに現地に着くようにして、その周辺を歩いてみます。どんな街並みなのか、
周辺環境を知ることができます。
工事車両が通行できるのかどうか。
計画敷地の向こう3件両隣りの建物の配置や採光・通風・眺望なども事前に
把握した上でお会いします。
測量図だけでは知ることのできない情報が、敷地周辺にはあります。
狭小敷地などの場合、その敷地面積だけではなく間口の大きさによって
計画内容は大きく変わります。
狭小地でも間口が広いほど計画しやすく、逆に狭いほどさまざまな制約を
受けやすくなります。
もっとも難しいのが間口が狭く、奥行きのある敷地。京都の町屋のような敷地です。
一般的な住宅の考え方は通用しません。
最初はそれがわからないので、住宅メーカー・工務店・設計事務所など
さまざまなところとコンタクトをとります。
どこも敷地を見て尻込みするか、プランの提案をしたとしてもまったく魅力のないものを提案され、
そんなに難しい敷地なのか・・・と初めて気付きます。
敷地を読めないから常識的な発想しかできないのは当然のことです。
狭小敷地は、もともと人が住むには厳しい条件下であって
非常識な敷地なんですから。
非常識な発想から快適な空間が生まれます。
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